【放送部】『アメリカ鼻』での撮影【学童疎開取材】

公開日 2015年09月21日(Mon)

1 9月19日(土)午前中,放送部の生徒たちが西之表市安城の通称『アメリカ鼻』で撮影を行い,その様子をMBC南日本放送の濱田祐美レポーターに取材していただきました。
2 現在,放送部では西之表市の戦後70周年記念事業の一環として,戦時中の学童疎開経験者の方々への取材と番組制作を進めています。今回の撮影はその一環で,先日の記事でご紹介した鴨女町在住の大木クリ子さんと一緒に,疎開する日に親子が別れを惜しんだ場所で,当時の思い出を語っていただきました。

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 ちなみに,アメリカ鼻という名称の由来については諸説あります。地元の人の話では①昔は出っ張った丘で,それがアメリカ人の鼻のようだったから,②カシミア号の難破事件のときに,アメリカ人がそこで休憩をした場所だったから,③戦時中,そこから海を見て亡くなった家族を想った場所だったから,といった説を聞くことが多いようです。また,種子島弁で先端のことを「鼻」というのも,名称の根拠のひとつかもしれません。

8 現在は新しい道路ができ,70年前とは全く違う様子のアメリカ鼻でしたが,現地で大木さんは「ここから見た海をはっきりと覚えている」と話し,感慨深げな様子でした。終戦後,いつかは訪れようと思いながらなかなか行くことのできなかった場所ということで,今回の取材がひとつの良いきっかけになった様子でした。

9 また今回は,大木さんたちが学童疎開する前に,空襲時の避難場所として利用していたという竹やぶ跡の取材も行いました。こちらでも,生徒たちの質問に答えながら,いろいろなお話をしていただきました。番組を制作する生徒たちにとっても,当時の様子をイメージしながら戦争の実態について考える良い機会になったようです。

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5 放送部では9月21日から3日間,大木さんと一緒に疎開先の伊佐市を訪問します。その様子についても,後日このブログにてお伝えします。