公開日 2024年01月13日(Sat)
1月11日(木)に,大的始式(おまとはじめしき)が,栖林神社(せいりんじんじゃ)で執り行われました。
境内にある,説明看板によると,毎年1月11日午後6時,栖林神社の弓場(いば)で,直径5尺8寸(1m75cm)の大的を射て,その年の悪魔災難などを祓い清め,島内の平安・無病息災を祈願する古式床しい行事である。
12代島主種子島忠時の時,明応9(1500)年弓の指南役として招かれた武田筑後守光長が,文亀元(1501)年宮中で行われていた御的始を伝えたのがその起源とされ,500年以上にわたり受け継がれている。
松明をたき,種子島家の家紋「三鱗」の陣幕を張り巡らせた中で,6人の射手が36本の矢で大的を射る。35本の矢が的中するとき「満つれば欠くる」の戒めにより最後の1本は故意に外される。
かがり火が焚かれ,その後ろに射手の人たちが座ります。
荘厳で,神々しい雰囲気の中,粛々と執り行われました。
種子島高校弓道部の生徒たちの顔も見えました。顧問の先生も毎年射手として,参加しているそうです。
種子島の素晴らしさを実感したひとときでした。