王之山神社です。

公開日 2023年09月27日(Wed)

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 西之表港の西側に,王之山神社があります。ここには,日本史上の有名人の伝承があります。

 源平合戦最後の戦いである壇ノ浦の戦いで,平清盛の妻二位の尼に抱かれ入水して亡くなったとされる安徳天皇が,実は生き延びて,種子島に流れ着いたという。

 『三所大権現宮鎮座本紀』によると,豊州(現大分県)・日州(現宮崎県)沿岸を伝い、大隅国内之浦に到着し,種子島北端の浦田港に入った。

王之山3

王之山1

 海水浴場100選に選ばれている,浦田海水浴場の北側に,浦田港があります。

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王之山2

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 当時種子島は,上・中・下の3郡あり,それぞれ大江澄遐(すみとお),淡路三郎,沼津藤太の3氏が治めていた。大江は早速安徳天皇一行をお迎えし,赤尾木の海土泊(あまどまり,現在は塰泊と表記)に移してお世話し,鎧・太刀を拝領し,武蔵守に任ぜられた。そのあと安徳天皇は硫黄島に落ち延び,そこで崩御されたという。

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 海土泊で滞在した山を,王之山といい,王之山神社がある。近くの川を安徳川といい,橋を安徳橋という。祠堂には6枚の鏡と1口の鉾が納められていたが,明治27(1894)年盗まれたという。(出典:井元正流『かごしま文庫53 種子島』(春苑堂出版,1999)を参照しました。)

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 河童の伝説が残っています。

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