公開日 2015年07月29日(Wed)
本校で飼育している乳牛・肉牛の牛糞は,すべて堆肥舎に集められて堆肥化しています。7月9日(木)の実習で,生物生産科1年の生徒たちが堆肥舎のブロアー清掃を行いました。これは,堆肥舎の床に埋設されているブロアー管を掘り出し,空気がまんべんなく吹き出すようにするための重要な作業です。臭いや汚れが気になる厳しい環境での作業でしたが,生徒たちは最後まで頑張ってやり遂げてくれました。
完熟堆肥づくりは,まず水分の多い堆肥と米ぬかやもみ殻を混合し,タイヤショベルを使って何度も切り返しを行います。そして,ある程度水分が少なくなったらブロアーのある施設に移しかえて,床面から堆肥に空気を送り込んでいきます。こうすることで,好気性微生物の活動が活発になり,家畜糞に含まれる有機物の分解が促進されます。また,同時に発酵が進んで高温(約80℃)となり,病原菌や雑草の種子が死滅します。
発酵が終わって温度が下がってきたら,完熟堆肥の完成です。この完熟堆肥は,地域の耕種農家の方々に購入していただいています。
生徒たちは汗を流しながらの大変な作業でしたが,おかげで良い完熟堆肥ができました。きっと,地域の方々に喜んでいただけることと思います。
発酵が終わって温度が下がってきたら,完熟堆肥の完成です。この完熟堆肥は,地域の耕種農家の方々に購入していただいています。
生徒たちは汗を流しながらの大変な作業でしたが,おかげで良い完熟堆肥ができました。きっと,地域の方々に喜んでいただけることと思います。