【生物生産科】ニワトリのデビーク

公開日 2015年06月04日(Thu)

Dscn3166 種子島高校では,現在96羽の産卵鶏(ボリスブラウン)を飼育しています。先日,畜産専攻の2・3年生が鶏のクチバシの一部(先端の鋭角になっている部分)を切り取る,デビークという実習を行いました。
 ニワトリは,集団において順位を決めるための,またはストレスが原因による“つつきあい”を行います。その度が過ぎると「尻つつき」という悪い癖にまで発展し,ひどい場合には集団で弱いニワトリをつついて死に至らせることがあります。

Dscn3168 ニワトリにとって,デビークはかわいそうな作業ですが,いじめられて命を落とす最悪の事態を防ぐためにと,生徒たちは意を決して頑張ってくれました。

 一般的に,デビークは「デビーカー」という専用の機械を使い,切除と止血を同時に行います。しかし,本校にはその機械がないため,同様の仕上がりになるようにニッパーで形を整え,出血した場合には電気ゴデで止血を行いました。

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Dscn3170 生徒たちは,すべてのニワトリが平穏に過ごし,新鮮で美味しい卵を毎日生産をしてくれることを願っています。