公開日 2013年02月26日(Tue)
2月26日(火)に,卒業を間近にした3年生に向けて「思春期健康教育講座」が武道館で行われました。
今回は,鹿児島大学医学部保健学科より下敷領須美子先生をお招きし,「互いに尊重し合うパートナーシップ-自分の健康と人生を守ろう-」という演題で講演していただきました。
最近よく耳にするDV(ドメスティック・バイオレンス),特に若者間で発生する「デートDV=交際相手からの暴力」について,「親密な間柄で,繰り返し,継続してなされる暴力」と定義し,そのメカニズムについて説明されました。
「身体的暴力」はもちろん、それ以外にも「心理的攻撃(無視や怒声など)」「干渉・束縛」「性的強要」「経済的暴力(金をせびる)」といったものもDVにあたるという説明にうなずく生徒が多くいました。
また,「男らしさ」「女らしさ」といったものにとらわれない「自分らしさ」が重要で,性差≠性役割ではないことについて触れ,「二人がお互いを尊重しあって境界を大切にする」ようにアドバイスを受けました。
さらに,講演の途中には職員によるDV再現の寸劇があったりと,リラックスした雰囲気の中で行われた講座でしたが,生徒は自分たちも当事者になるかもしれないという思いで,真剣に講義を聞いていました。