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3月18日(金)夕方,河口洋一郎さん制作のイラストの贈呈式が体育館で行われました。
河口洋一郎さんは1952(昭和27)年生まれのCGアーティストで,旧種子島高校を卒業後,1976年に九州芸術工科大学画像設計学科を卒業,1978年に東京教育大学大学院を修了されました。
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その後,1992年から筑波大学芸術学系助教授,1998年から東京大学大学院工学系研究科・人工物工学センター教授,そして2000年から東京大学大学院情報学環教授を勤めていらっしゃいます。
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今回,河口さんから生徒たちにお送りいただいたデザイン画は「宇宙貝・shecco」。貝殻のうずまきが持つ数学的な法則性を,若者の持つ情熱を表す赤色で表現しました。コンピュータで制作し,出力した30枚のイメージのうちの2枚目を,本校の生徒たちのためにお贈りくださいました。
河口さんは,「せっかく種子島に生まれ育ったんだから,普通なことをして終わるのではなく,ぜひユニークで面白い夢のある仕事に就いて欲しい」「好きなことに没頭して生きるためには,自分の好きな分野・得意な分野を見つけよう」と生徒たちに呼びかけました。
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そして,「人と変わったことをするためには,基礎・基本が大切。特に自分は高校時代の化学・物理の知識がCG制作のうえで特に役に立った」と話し,高校時代に学習に取り組むことの大切さを教えてくださいました。
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贈呈式のあとは,校長室で新聞委員会の取材にも答えてくださった河口さん。とても気さくなお人柄で,生徒たちにいろいろなことを教えてくださいました。貴重なお時間をいただき,どうもありがとうございました。
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