【生物生産科】期待の「めす牛」誕生

公開日 2015年08月21日(Fri)

1_2 8月11日(火)夕方,農場で優良系統の「めす牛」が誕生しました。

 酪農部門では,1年間に約30回の子牛の出産が行われています。今年度も,4月からこれまでに9回のお産があり,そのうちめす牛は6頭でした。今回生まれたのが,搾乳用の後継牛として使用できる優良血統の「めす牛」ということで,喜びもひとしおでした。
2_2 今回の出産は,ホルスタイン共進会に向けた練習が始まった直後に始まりました。先生から「出産予定牛の陣痛が始まった」という連絡を受けて,急遽,酪農専攻班の3年生3名が出産の介助を行い,無事に元気な子牛を誕生させることができました。

3_2 通常,牛の出産は夜から明け方にかけて,生徒たちのいない時間帯に行われることが多いのですが,今回は17時と早い時間帯であったことが幸いしました。生徒たちは2次破水後の胎児確認から出産の介助,親牛の初乳の搾乳や,そのほ乳など,出産に係わる貴重な経験をすることができました。

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 今回産まれた子牛が成長して搾乳できるようになるまでには,約2年かかります。その頃には,今回の出産を担当した生徒たちも種子高を卒業し,それぞれの進路で頑張っていることと思います。種子島に帰省した時には,ぜひ農場に足を運んで,自分たちのとりあげた牛に会いに来てほしいと思います。